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『あんこ』は目上の女性を親しみを込めて「おとらあんこ」など名前の下につけて呼びました。今では広く島の娘さんのこと、ちなみに私は男。   連絡メール

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あんこ人形誕生記
昭和初期、伊豆大島に生まれた農民美術「あんこ人形」、 島人に彫刻を指導した彫刻家木村五郎、60年彫り続けた職人の父、人形生誕から資料館を開くまでの回想と資料館の今と未来を記す
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京都宇治の茶の木人形展
「郷土玩具」と呼ばれるものには木や粘土や紙で郷土色溢れるいろんな形のものがある。各々の分類の境界線が何処にあるのか判らないが、京都の花園大学歴史博物館で秋季企画展「宇治人形―知られざる茶の木人形の世界」が行われている。
茶の木人形は江戸後期に創始された根付人形で、衰退を繰り返し今に至っているようだ。ちょうど下火になっていたと思われる昭和2年2月に農民美術講習会が京都宇治白川で開催されている、その時の講習会の講師が彫刻家木村五郎だった。
根付人形は固いお茶の木を彫ったものだが、農民美術講習会の人形は彫りやすい柔らかな朴の木が使われて宇治の名物である茶摘み娘の姿が人形になっている。
根付人形は堅くて精巧、どちらかというと高価な人形だったが、農民美術講習会では「針刺し」や「楊子入れ」にもなる実用的な人形であった。講習会で指導された人形は木村五郎が考えたものだと言われている。
農民美術運動最盛期の大正中期から昭和初期にかけて全国で80を越す農民美術生産組合が結成されて様々なその土地の名物や風物が生み出されている。各地の取り組みについて詳しくはないが、木村五郎が講師をした4つの組合を見ても、ただ何もない土地で急に講習会が行われた訳ではなく、宇治のように「茶の木人形」という歴史を持つ土地や、秋田大湯のように「彫刻に必要なノミや道具が簡単に手配できた環境」、また伊豆大島のように「彫刻に適した材料が豊富にあって観光が盛んになってお土産品にしたい」そう熱望する土地で盛んに講習会が行われたのだろうと思う。
茶の木人形は『宇治人形』と呼ばれている、展示の中味は「茶の木人形の誕生」「宇治人形の展開」「様々な茶摘み人形」の3本柱で、二番目の展開の部分で「宇治における農民美術講習会を取り上げる予定」と関係者からお聞きした。今では活字で「農民美術」が取り上げてもらえる機会は少ない、まして彫刻家木村五郎が講師を務めた「宇治の講習会」となればなおさら私には興味深い。
これまでほとんど判らなかった「宇治の講習会」がどのように解説されているのだろうか、会期中に資料をいただければ、そうお願いしてあるので、いずれ送って貰える筈だ。
「郷土玩具」とは概ね【その土地の生活や風俗、信仰などに結びつきながら作られたおもちゃや人形のことです。形や色、材料、大きさは様々できちんとした定義はありませんが、地域の産物を用いて人や動物などに模られた作品のこと】とパソコンを検索してみると出てくる。
宇治人形や農民美術運動の中で生み出された「もの」は何処に分類されるのであろうか、未だ判らない。

花園大学歴史博物館 2007年度秋期企画展 宇治人形-知られざる茶の木人形の世界-

開催趣旨(主催者)
洛南宇治の地に、茶の木を素材とする茶摘み姿の女性の根付人形のあることはあまり知られていません。現在では生産量も少ない観光客向けの宇治土産ですが、往時には皇室や大名などに縁起物として愛玩されるほどの工芸品でもありました。そこで今では地元の人にもあまり知られていない宇治人形の特別展覧会を開催し、素晴らしい宇治人形の世界を紹介いたします。
茶の木人形は、江戸時代後期に御袋茶師上林牛加こと上林清泉により創始された茶摘女姿をした根付人形です。その技は二代上林楽之軒によって受け継がれ、その礎が築かれました。楽之軒が亡くなると宇治人形の技は途絶えてしまいますが、その技を受け継ごうと模刻するものが後を絶たず、代表的な作者として上林其楽や岡村楽山などがあげられます。大正から戦前にかけて技を磨いた楽山は皇后陛下のお買い上げを賜るほどの技を持っておりました。また昭和2(1927)年には、日本美術院の木村五郎を講師として宇治白川で講習会が行われ、桂楽峯などの名匠も輩出されました。第二次世界大戦の混乱により制作も中断されてしまいましたが、戦後は蜷川静山などにより継承されています。
 そこで本展では、宇治人形の作者の系譜をあきらかにしその名品を展観するとともに、八百年の歴史を有する宇治茶の功徳や幸福を招く縁起物としての宇治人形の側面にまで迫ります。
 本展が、宇治人形の魅力を再認識するきっかけになれば幸いです。
     
会  期 2007年10月22日(月)~2007年12月15日(土)(8週間)
       ※日曜・祝日・全学休講日は休館

会  場  花園大学歴史博物館 第2展示室

開館時間  10:00~16:00(土曜日は14:00まで)

入 場 料  無料
       

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木村五郎意匠による「宇治茶摘人形」昭和2年桂甚一作




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テーマ:展示会、イベントの情報 - ジャンル:学問・文化・芸術



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